同じ志の仲間

私が4年間のPride人生で得たものは、「一生の仲間」でした。

中学から吹奏楽を始め、高校では強豪校で活動。
中高どちらも部員と衝突し、良い人間関係が築けず、吹奏楽はもう嫌、ダンスサークルにでも入ろうと思っていました。
そんな時、Prideの新歓コンサートと部活動見学に行った私。
強豪校で活動していたため、演奏が上手とは思えませんでしたが、初心者7割で「人々に勇気・希望・感動を届ける」「人間成長」という目的を掲げ、全力で活動する姿に憧れた自分がいました。
もしかしたら、ここでなら「一緒に成長できる仲間」に出会えるかもしれないと、Prideへの入部を決意しました。

そんな期待をして入ったにも関わらず、1・2年生の間はどこか心の中で中学高校と同じように、「どうせ良い仲間はできない」と思い、傷つかないよう自分を抑え、活動に全力でのめり込むことはできませんでした。

3年次、執行期になるにあたり、今の自分ではだめだと感じた私は、やっと「Pride」と向き合い、「自分」とも向き合いました。
「勇気・希望・感動を届ける」とはどういうことか、「人間成長」とはどういうことか、どうしたら目的を果たせるのかを考えさせられる日々でした。
そんなPrideの活動の根本を考えるミーティングを通して、みんなとより強くPride of SOKAが活動する意義目的を実感し、一体感が生まれる瞬間を目の当たりにすることができました。

特にこのシーズンの最後にはコロナ禍を乗り越え、ジャパンカップ出場を果たし、みんなとお客様の前で演奏できる喜びを分かち合ったことが、鮮明な記憶として残っています。
仲間と同じ目的、目標に一緒に向かっていくことがどれだけ素敵なことかと感動しました。

そして4年次。
個人としては「希望を与える人になる」、Prideとしては「全国大会に行く」との目標を掲げ心の底から自分を信じ、みんなを信じ、真っ直ぐに目標へとぶつかっていきました。
気付けばもう1年生の時のような、「どうせ」と諦める心は一切なくなっていました。
全力で活動し、全力で楽しんでいました。
全員で挑んだそれぞれの本番は最高に感動し、楽しかったです。
惜しくも全国大会出場は果たせませんでしたが、同じ志の仲間という素晴らしいものを得ることができました。

喜怒哀楽すべてを分かち合い、真剣に向き合ってくれる仲間がいること。
奇跡のようなかけがえのない時間でした。
Prideのみんなだったからこそ、私のありのままを受け止めてくれ、一緒に歩んでくれたと思っています。
卒業してもこれからも一人ひとりが勇気・希望・感動を届ける存在であり人間成長していく存在なんだと実感しています。

先輩、同期、後輩、そして支えてくださった後援会の方々、スタッフさん、インストラクターさん、両親への感謝を胸に、これからたくさん恩返しできるよう頑張っていきます。

4年間、本当にありがとうございました。

49期 Brass Trumpet 山田菜央

関連記事一覧

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。


PAGE TOP
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。