50期だからこそできた青春の四年間

私がPride of SOKAに入部したのは、新型コロナウイルスが世界的に大流行した2020年でした。

2年生になり、大学に通学できるようになりました。対面での練習会も少しずつ再開され、対面開催のイベントへの出演依頼も少しずついただくようになりました。

秋には、創大祭の記念行事への出演が決定し、出演メンバーに選出していただきました。

しかし、私は単純にはそのことを喜べませんでした。

世の中の感染状況が悪化するたびにイベント自体が中止になるという経験を何度もしてきたせいか、「創大祭も中止になってしまうのではないか」、「これまでの練習が無駄になってしまうのではないか」と何度も思い、不安な気持ちでいっぱいになりました。

そんな私は、二年越しに対面開催される記念行事に向け、観てくださる方々に勇気・希望・感動を届けたいと練習し続ける仲間の姿に感化され、

「絶対にこの創大祭を大成功させる!」と決意し、練習に前向きに励むことができました。

本番当日、憧れていた衣装に袖を通すと、やっと一人前の部員になれたような気がしました。

舞台に上がり、煌びやかな照明と広いステージ、そしてたくさんのお客様が目の前に広がりました。人数制限のため、通常の半数ほどのお客様でしたが、演奏終了後には、盛大な拍手をいただきました。

その瞬間、今までにないほど感動し、これまでの挑戦は無意味ではなかったと確信しました。

そして、Pride of SOKAが掲げる活動目的のひとつである「観てくださる方々に勇気・希望・感動を届ける」ということの意味を実感しました。

本番終了後、「やっと舞台に立つことができたね」と、同期と抱き合ったのも良い思い出です。

3年生では、部を導いていく執行期として、

4年生では、後輩を自分以上の人材へと成長させられる最上級生になれるよう、奮闘しました。

1、2年生の時に、私が憧れていた先輩方のような存在になれたかは、正直わかりません。

ただ、私は自分らしく、

同期・後輩・自分自身とも向き合い続け、

四年間走り抜くことが出来ました。

それが出来たのは、大好きで信頼できる大切な仲間がいてくれたからです。

Prideが一丸となって走り抜いた結果、

目標にしていた全国大会出場を五年ぶりに果たすことができました。

部員はもちろん、家族や友人も自分の事のように喜んでくれました。

そして何より、全国大会出場を目指すことができなかった期間に、Pride of SOKAを守ってくれた先輩方に恩返しすることができて本当に嬉しいです。

コロナによって私たちの青春は失われてしまいました。

しかし、私には”Pride of SOKA”という居場所があったことで、大好きな仲間に出会え、

宝物のような思い出をたくさんつくり、

青春を取り戻すことができました。

私たちを信じてついて来てくれた後輩

苦しい顔は見せずに、

卒業後もずっと支え続けてくれた先輩

どんな時でもそばにいてくれた同期

今日までの自分がいるのは、関わってくれた全ての方々のお陰です。

ありがとうございました。

私は、卒業してからもPride of SOKAの発展を願いながら、恩返しをしていきます。

最後に、どんな時も支えてくれて

一番の味方でいてくれたお父さん、お母さん、

本当にありがとう。

50期 Front Pit 髙橋希美

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