「苦しいこと、辛いこと、それを経験できなかった先輩がいるんだよ」
と教えていただいたことがありました。
もちろん、楽しいこともたくさんありましたが、思うようにいかないこと、苦しいこと、辛いこともそれと同じぐらいありました。
様々なことを経験できた私は幸せ者です。
たくさんの人に支えられ、助けてもらった4年間を振り返りたいと思います。
1年次
先輩にすごく恵まれました。
吹奏楽経験のある私は、演奏練習中など気になったことをどんどん言ったり、音楽未経験の先輩にアドバイスしたりと生意気な後輩でした。
先輩たちは、そんな私を受け入れてくれました。
マーチング特有の歩く練習は初めてだったこと、運動が苦手なことから、動く練習は自信が全くありませんでした。
しかし、どんな時も先輩は、励まし、アドバイスをくれ、少しの成長も見逃さずほめてくれました。
そんな先輩がいたから、楽しくのびのびと練習ができました。
ありがとうございました。
2年次
1つ上の先輩が、今年こそ全国へと強い思いを持って練習をしている中、コロナの大流行が始まり、ゼロからのオンライン練習が始まりました。
一番悔しいはずの先輩たちは、部員のことを考えながら、模索しながら、練習を明るく進行してくれました。
コロナ禍でも、Prideが倒れず戦い続けられたのは先輩方のお陰です。
ありがとうございました。
3年次
有難いことに部長の任命をいただきました。
まさか、部長の任命をいただけるとは思いもせず、不安な日々を送っていました。
そして、まだまだ、コロナの流行が収まらない中での練習は難しく、オンラインと対面の練習を行いました。
そんな中でも、私たち執行期を支えてくれた先輩方、一生懸命ついてきてくれる後輩たち、想い一つに走り抜けた同期。
部員一人一人にたくさん助けられ、励まされ、部長を通して、人として大きく成長できたと思います。
4年次
最上級生になり、今まで支えてくださっていた先輩の偉大さに気付きました。
お世話になった先輩のように、私もなりたいと思いました。
部のため、後輩のためを思い、一番声を出し、一番動き、部員に寄り添っていきたいと決意し、4年目をスタートしました。
有難くも、4年目にして初挑戦のドラムメジャーをやらせていただくことになり、部長とはまた違った立場で部を引っ張っていくことになりました。
ドラムメジャーは、ショーの全体責任者で、最高のショーをつくり上げるために練習計画から、衣装や小道具のことまであらゆることを把握、管理する責任があります。
全体の練習を進めていくのは初めてで、指揮を振るのも初めてで、不安だらけでした。
しかし、執行期と一緒に練習を引っ張っているからこそ分かる執行期の熱い想いを感じるとともに、みんなの前に立つからこそ一人一人の成長も分かりました。
部員のためにと決心し、エンジンをかけ練習に励むようになりました。
結果として、目標の全国大会出場とはなりませんでしたが、3年ぶりに関東大会、さいたまスーパーアリーナで魂込めた演奏演技をできたことは、忘れられない経験です。
4年間、幸せな時間をありがとうございました。
この経験を活かし、社会人としてもさらなる成長を目指し、頑張ってまいります。
49期 Drum major・Brass Trumpet 松本遥
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