ありがとうマーチング!ありがとう仲間たち!

私はPride of SOKAで沢山のことを学びました。
もちろんマーチングの技術を得ることもできましたが、それ以上に、人生において本当に大切なことに気付くことができました。

第一に「人に興味をもつこと」

小学生の頃の自分は、漢字辞典を読んだり、地図を見たり、ゴーカートのコースの設計図をかいたり、身長を超える高さのピタゴラスイッチを作ったりと、とにかく一人で遊ぶのが好きでした。
そのため、中学まで友達と呼べる人は少なく、高校でも友達はできませんでした。
大学1年生の頃も、まともに話せるのは同期2人くらい。
先輩や同期が何を好むかもどうでも良かったし、自分をさらけ出すのも怖かったです。

そんな2年生のある日、同期との人間関係を改善しようとミーティングを開いた時のこと。
私は同期に、
「好きにやればいいんじゃない。おれは関係ないし。」
と、他人事のように言葉をかけました。次の瞬間、
「同期のこと何にもわかってないよね!」
と、46期の先輩に叱られました。
バッテリーメンバーが全員いるその前で。
しかし、それは図星で、その言葉が私が変わるきっかけとなりました。

後日、その同期とご飯を食べながら2時間近くも話しました。
知らなかった一面を知り、心から楽しいと思えました。
今まで話しかけてくださった先輩や同期のように、自分ももっと相手を知りたいと思えるようになりました。
そのことに気付かせてくれた先輩には感謝してもしきれません。

第二に「自分の可能性を潰さないこと」

私は音楽が本当に好きで、中学生の頃から毎日ずっとマーチングのことを考えていました。
辛い練習も、音楽や楽器を演奏するのが好きだったから乗り越えてこれました。
ただ、自分は本当に極端で、音楽と数学以外は全く興味を示さず、他に取り柄はないと思っていました。

そんな自分にとって、とてつもなく大きな出来事となったのが、コロナによる対面練習の禁止です。
オンラインで自分にできることを試しながら過ごした2020年。2021年、やっと対面練習が解禁かと思いきや、またすぐにオンラインに逆戻りの繰り返し。
アパート住まいの自分は、不要不出の外出もできず、マーチングに直接触れることが一切できなくなりました。

「自分からマーチングを取ったら何が残るのか」
精神的に病んでしまい、勉強にも集中できず、一旦リセットしようと、半年間、休学をしました。もちろんその期間は、部活も休部です。

そんな私は、休学期間、マーチングだけじゃなくもっと色々なことに挑戦しようと思いました。
英語、作曲編曲、動画編集、プログラミング・・・。
すると、一気に自分の世界が広がったんです。
私には、マーチングしかないと思っていた。
しかし、そう思い込んでいただけで、実はもっとできることはたくさんある。
可能性は無限大だということに気付くことができました。

第三に「楽しさを見出すこと」

高校まで練習を楽しめなかった自分ですが、プライドに入部し、「練習は楽しむもの」という新しい価値観に出合いました。

そんな私が、Basslineのセンターに任命されてから、ずっと考えていたことは、
「どうしたらルーキーが練習を楽しめるか」
ということ。

できることを探す毎日でしたが、「自主練の回数を増やす」「譜面の覚え方を工夫する」「士気を上げ、全体の雰囲気を盛り上げる、点呼を取るための譜面をつくる」など、アイディアを出し、実行していきました。
ここまでついてきてくれた後輩には本当に感謝しています。
毎日笑顔で練習会に来てくれるだけで本当に嬉しかったです。
ありがとう。

以上の三つは、プライドを5年間続けてきたからこそ得られた財産ですし、プライドに入っていなかったら気付けずに、当時の自分に満足していたかも知れません。
沢山のことに気付かせてくれたプライドに感謝の気持ちを込めて、これからの人生を歩んでいきます。
5年間、ありがとうございました。

48期 Battery Bass 若森翼

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