私はPride of SOKAでの4年間を通して、努力と感謝することの大切さを学びました。
私は小学校6年生の頃から地元の鼓笛隊でトロンボーンを吹いていました。その時から創価大学のpride of SOKAに憧れをもっていました。
そして、創価大学に入学。自分のやりたいことに挑戦しようと決め、入部しました。
1年生の時は楽器を吹けることが楽しくて、優しい先輩たちに囲まれてのびのびと過ごしていました。憧れのマーチングバンドに入部できたことがとても嬉しく、たくさんの優しい同期にも恵まれました。
しかし、2年生になった時、家庭の事情で休部することになりました。なぜ自分が、という悔しい思いが強く、プライドにいる意味がわからなくなり、自然と同期との間に溝を感じるようになりました。
表舞台で演奏する同期を見るたびに、私も出たいなあと感じては、現実ではできないことを思い知らされる日々でした。
そんな時に、「裏方スタッフ」という立場でさまざまな行事に参加させていただきました。初めて陰で支えている人たちの大切さを知りました。
裏方スタッフとしてプライドに関わる中で、自分の新しい役割を見つけることができました。「目配り、気配り、心配り」をモットーに、プレイヤーの立場に立って考え、行動していきました。出演スタッフの経験を重ねる中で、周りへの感謝の気持ちが大きくなっていきました。
様々な行事や本番のスタッフについたことで、「どうしたらプレイヤーが活動しやすくなるか」「どんな支援を誰が必要としているか」など、周りの状況を分析して動くという力も身に付けることができたと思います。
その経験を通して、以前より、周りに感謝することができるようになったと感じています。
「誰かのために心を尽くすこと」の大切さを学べたことは、プライドでの1番の学びとなりました。そして、表には見えていなくても、努力は必ず自分自身の力になるということを、この4年間で経験することができました。
そして、陰で支える立場になったからこそ、それまで当たり前に感じていた日常の何気ないことも尊く、ありがたいことということにも気付くことができました。
たくさんの人に支えてもらい、卒業までプライドの部員としていられたことが、私の大学時代の宝物です。
今までたくさん愛を注いで支えてくれた先輩方、スタッフの方々、そしていつも笑顔で迎えてくれた同期、頼りな後輩たちに、感謝がつきません。
これからは、看護師として、目の前の一人に笑顔と希望を届けられるような人に成長していきます。
48期 Brass Baritone 山下美奈子
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