自分が成長したり、心が動いたりするのは「人との出逢い」が大きな要因だと感じます。
プライドでたくさんの尊敬できる人に出逢いました。
1年生、マーチングに興味をもった僕はプライドに入部。
マーチングのかっこよさもそうですが、1番魅力を感じたのは、先輩方の人柄でした。
元気で明るく、とにかく笑い声がでかい。
無口で大人しい自分と真逆の人たちがプライドにはたくさんいました。
自分もそういう人になりたいな。
漠然とそう思いました。
バッテリーセクションに入り、シンバルをやることに。
音楽経験も体力も理解力もない自分。
こういうものは普通、何か1つはもっているものですが、何もない自分。
ただ、唯一「やる気」がありました。
4年間やり切るという強い決意がありました。
今となって思うことですが、自分は1番大事なものをもっていたんだなと感じます。
2年生になり、後輩ができました。
同じパートの同期が辞め、1年生3人を1人で見ることになりました。
正直、自信がありませんでした。
音楽経験のある同期にかなり頼っていました。
そうは言っても、仕方がない。
やるしかない。
せっかく入ってくれた1年生。
プライドでの活動を楽しんでほしいし、シンバルを好きになってほしいという気持ちで関わりました。
後輩の笑顔が私の原動力でした。
3年生になり、副部長になりました。
部活の運営に携わり、いろいろな経験をしました。
プライド生活で一番悩んだ時期でした。
自分はリーダーに向いていない。
何回もそう思いました。
弱い自分と向き合うのが辛く、しんどい時もありました。
自分のことが大っ嫌いになりました。
そんな中、たくさんの仲間が僕の話を聞いてくれました。
支えてくれました。
私は大切なことを見失っていました。
悩んでいても仕方ない。
弱い自分を受け入れて、進むしかない。
自分らしく。
挫折した時の決意と行動が自分を変える。
部員全員がプライドでの活動を楽しめるように。
部員全員が毎日笑顔で集えるように。
自分の挨拶1つから変えていく。
そう決意したことを覚えています。
そして早いもので4年生。
シーズンも終わりを迎えようとしています。
4年生としてプライドに何を残せるか。
今も悩みは尽きません。
全国大会のフロアに立つ部員一人一人にドラマがあります。
そのドラマが、演奏・演技を通じ、勇気・希望・感動となって、お客さんに伝われば幸いです。
この4年間、
何気ない言葉を交わした時間が、笑い合った時間が、自分と向き合った時間が、相手のことを考えた時間が、一緒に音楽した時間が、一つ一つかけがえのないものだったと感じます。
人は人でしか磨かれない。
4年間、ありがとうございました。
45期 Battery Cymbals 加留部 大地
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