「絶対幸せにするから。」
私が一年生の頃、当時の部長に言われた言葉です。
それからの5年間、この言葉通り、心から幸せだと思える日々を過ごすことができました。
Prideを心から好きになった1年目。
同期とぶつかった2年目。
部長として前代未聞の事態を部員と共に戦い抜いた2020年の3年目。
異国の地からここが使命の場所だと再認識した4年目。
最上級生として、後輩のため、卒業した同期のために走り抜いた5年目。
全ての年が何ものにも代えがたい最高の宝物です。
中でもコロナ禍での執行では、生涯忘れることのない経験をすることができました。
有難くも部長の任命をいただきスタートした48期執行。
前年度、全国大会出場が叶わなかった分、「必ず私達で部員を全国大会に連れていく。」
そう決意した矢先、コロナが流行し始めました。
対面での練習は全面禁止。前例のないオンライン練習。
前代未聞の事態に、この先どうなるのか不安が募る日々でした。
そしてオンラインでの活動が続き、迎えた8月。
私たちは大会に出場しないことを決断しました。
なぜ自分が執行の時にこのようなことが起きるのか。なぜ目標に向かって挑戦すらできないのか。行き場のない苦しみと戦う毎日。それはとても辛く長い時間でした。
しかし、そんな時に私の心を支えてくれたのは部員の皆でした。
このような状況の中でも練習会に参加してくれる。限られた練習時間の中で必死に技術を伸ばそうと努力している。話しかけると笑顔で「練習が楽しい」と言ってくれる。
そのような姿を見て“必ず全員が幸せだったと思える年にする”と改めて決意しました。
「できないことに目を向けるのではなく、できることに目を向ける。」
「今しかできないこと、今だからこそできることを全力でする。」
部員のために覚悟を決めて行動すると、自ずと力が湧いてきました。
そして迎えた12月。対面活動に多くの制限がある中、2020年メインショー“Applause”を皆で創り上げることができました。
収録という形での披露にはなりましたが、演奏演技を終えた後の部員の皆の笑顔は生涯忘れません。
“大切なのは環境ではなく、今いる場所で自分がどうあるか。
今この瞬間にどう行動していくか。”
私がこの5年間で学んだことです。
Prideには本気でぶつかれる仲間がいます。
他人の成功を自分のことのように喜んでくれる仲間がいます。
どんな時も、共に戦ってくれる仲間がいます。
一人ひとりがまさにその名の通り“創価の誇り”です。
Prideは私の大学生活のすべてでした。世界一の部活です。
尊敬する先輩、心から同志と思える同期、大切で愛おしい宝の後輩、多くの仲間がいたからこそここまでこられた。Prideだったから、ここまで成長することができた。
卒業を迎える今、心からそう思います。
この5年間、Prideの一員として活動することができて本当に幸せでした。
最高の仲間、家族、私たちを支えて下さったスタッフさん、後援会の方々、インストラクターさん、そして創立者。関わった全ての人への感謝を忘れることなく、社会で、“創価の誇り”として目の前の一人のために徹して尽くすことのできる人間へと成長して参ります。
5年間、本当にありがとうございました。
48期 Front Pit 梅津 光一
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