フロントピットに選ばれた私が最初にぶつかった壁は、技術でした。
日々の練習についていけず、同期と差がついていくのが明らかで、心が折れそうになりました。
しかし、ピットのメンバーは決して私を見捨てず、何度も一緒に練習してくれました。
不器用でなかなか上達しない私に、本来なら呆れてもおかしくないのに、最後まで付き合ってくれました。
みんなのおかげで自分の技術と向き合い続け、諦めずに一年生のシーズンをやり遂げることができました。
そんな私が執行期になると、セクションリーダーを任せてもらうことになりました。
リーダーなのに、
技術で引っ張る力量がない。
みんなを励ます言葉も言えない。
自分のリーダーシップの無さに何度も悩みました。
練習外では、執行期としての業務やミーティング。
練習では、人と自分を比べて自信をなくし、リーダーでいることに心も体も疲れていきました。
追い打ちをかけるように、私は大怪我をし、モチベーションは低下。
リーダーとしての機能を充分に果たせませんでした。
そんな時、同期が心の支えとなり、背中を押してくれました。
同期は、「私らしくやればいいこと」を気付かせてくれ、足りないところを補ってくれる頼もしい存在です。
また、ピットのメンバーはいつでも温かく、こんな私を最後まで信じて前に立たせてくれました。
最高の仲間がこんなに近くにいるのだと思ったら自然と力が湧きました。
振り返ると、Prideの練習は苦しいことも多かったです。しかし、それは、真剣だから苦しいのです。
それを乗り越えた先に喜びと成長があるのだと確信しました。
こんなことを思えるようになった私は、Prideで多くの困難を乗り越え、強くなったのだと思います。
それは、たくさんの仲間が私に力をくれたおかげです。
今まで関わって下さった全ての方に感謝です。
ありがとうございました。
46期 front pit 吉田香織
この記事へのコメントはありません。