ピットが大好き

音楽初心者で楽譜が読めない私が選ばれたのは、たくさんの細かい譜面を読むフロントピットでした。

覚えることの多さに練習が終わる頃はいつも頭痛が。同期が皆音楽経験者で、劣等感を感じ、足を引っ張ている気分でした。

それでもピットのメンバーは優しく、できない私を置いていくことなく一緒に練習してくれました。こんなに励まし、仲間を大切にする組織は他にない。プライドに入部できてよかった、と心から思えました。

フロントピットセクションは、”ピットファミリー”と言われるくらい、メンバー一人一人、心が温かく仲間思いです。

わがままや弱音を言っても優しく包み込んでくれる先輩。辞めたくなったとき、必死に止めてくれた同期。どうしようもないボケに全力で付き合い慕ってくれる後輩。
全てこの4年間で得た私の大切な宝物です。

4年目、「部を全国大会に導くんだ」と決意し
サブメジャーとして復帰しました。
しかし、慣れない練習に、ピットはこうだったのにと、比べてしまう毎日。今の環境を活かしきれていない自分の力不足に気付き、今の自分にしか出来ない恩の返し方を考えました。

「ピットで感じた家族のような温かさを全体に波及したらいいんだ!」

よかった経験、嬉しかった経験を全体に試していきました。
部員を見つけては話しかけ、じっくり話を聞き、励ましていきました。すると、練習の雰囲気も次第によくなり、セクションの壁を感じることが少なくなっていきました。

私が4年間、人を思い、組織のために考え、積極的に行動することが出来たのは、この環境があったから、そしてピットの温かいメンバーに出会えたからです。

これから社会という大きな舞台に巣立っていきます。プライドでの経験、そして仲間の存在を大切にし、必要とされる人材に成長してまいります。
ここまで成長させてくれたピットのメンバー、プライドのメンバー、関わってくださったすべての方々。4年間大変にありがとうございました。

46期 DrumMajor FrontPit 中塚孝一

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