4年間を思い返し、最初に思い浮かぶ言葉は”悩みの連続”です。
楽器もマーチングも初心者。
入部した時は右も左もわからない状態。
1年生はトランペットの技術が上がらないことに苦戦。
2年生はバリトンで自分の居場所を見つけられず悩む。
3年生は休部し、看護学部の実習に悩む。
4年生はサブメジャーになり、国家試験の勉強との両立に奮闘。
何度もやめたいと思い、苦しさに耐えられずに家で泣きまくるような時もありました。
それでも、続けてきたからこそ、多くの学びがありました。
その中の1つに2年生の時に任された『我が友隊』があります。
練習会の始めにみんな何を伝えようかいつも悩みました。
自分が落ち込んでいる時も、元気な時も、みんなの前に立ち、言葉を発しなければならない。
そんな状況にはじめは戸惑い、人前に立つことが苦手な私はとても苦戦しました。
苦戦し過ぎて相方に無理やり押し付けたこともありました。
何を言おうかと日々悩んでいたある日、ある言葉に出会いました。
『具体的な「1人」のために、心を砕き、行動することから、組織が、地域が、ひいては世界が変わり始める』
この言葉と出会い、具体的な1人を決め、「その人を励ますためにどんな言葉が良いかな」、「あの人が少しでも頑張ろうと思うには何が良いかな」と、考えるようになりました。
すると自然とその人のことを思い浮かべ、どんな性格かな、どんな考えをもっているのかな、どんなことに興味があるのかなと考えるように。
1人のことをじっくり考えることで、その1人に合わせた言葉を選ぶことができたのかなぁと思っています。
この経験は、看護をすることにも大いに役立てると思います。
患者さんそれぞれに違う価値観があり、その人にとって寄り添うということを日々考えることが看護をする上でとても大切だと思います。
Prideの仲間がもつそれぞれの価値観に出会ったこと、我が友隊として1人のために考え抜く経験が、看護を学ぶ上でも大いに役に立ち、視野を広げることができました。
まだまだ書ききれないですが、Prideでの経験が視野を広げ、看護の楽しさや奥深さを実感することに繋がったのだと思います。
4年間も残りわずか。悔いのないよう、大切な経験を胸に走り抜きます!
45期 DrumMajor 安達裕佳
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