出会いに感謝!

入部したての1年生。
負けず嫌いな性格の私は、空きコマのたびに体育館へ行き、自主練をすることが日課となっていました。
先輩に上達したことを褒められることが嬉しい。
未経験で始めた自分の技術がどんどん伸びていくことが実感できる。
自主練は毎日楽しくて仕方なかったです。

一方で、1、2年生の頃の私はとにかくいろいろな人と意見が衝突しました。
練習に取り組む姿勢や価値観の違いから仲間と衝突した私。
カラーガードの同期と10時間も話し合いをしたこともありました。
先輩に相談もしました。
自分の意見を押し通し、うまくいかないとそれを態度に出し、すぐに拗ねていた私。
それでも、2年生までは、自分の技術と向き合っているだけで許されたのですが、執行期になった3年生はそうもいかず、更に周りと意見が対立することが増えました。

このままではまずいと気付いた私は、問題が起こる度に話し合いました。
何度も涙も流しました。
欠点を自覚した私は、話し合いに臨む姿勢を少しずつ変え、少しずつ自分の考え方が変化していることに気付きました。

セクションリーダーだった私は、より良い練習会にするために様々な試行錯誤を繰り返しました。
練習の進め方、一つ一つのメニューの効果、みんながついてきているか、一人ひとりの苦手なところなどを同期と確認し合い、独りよがりではなく執行期みんなで練習会を作っていくことを意識していました。
真摯に部員一人ひとりと、また自分と向き合おうとしたことは、私の中で大きな経験です。
そして、様々な価値観を受け入れられるようになったことは私の貴重な財産となりました。

就活が本格化する4年生の春。
公安系の仕事に就きたいと考えた私。
始めるには遅すぎるタイミングで公務員試験の勉強を始めることになり、部活にも顔を出せないことが増えました。
最上級生として後輩を支えていくべき立場の自分が、逆に迷惑をかけてしまっている事実に嫌気がさし、このまま部活から離れたらどんなに気が楽だろうと思うこともありました。

しかし、自分が3年間Prideで培ってきたもの、支えてくれた同期や先輩の存在があり、休ませてもらっているからこそ、絶対に合格するんだという決意ができました。
諦めずに試験勉強にもショーにも向き合うことができました。

こうして迎えた最後の大会。
広いフロアを駆け回り、仲間達と共に歩んできた4年間の集大成となるパフォーマンスをし、今までで一番の達成感を味わうことができました。
今思えば辛いこと、大変なことの方が多かったかもしれません。
それでも、Prideに入部したことを後悔したことはありません。
Prideで出会い、どんな時でも支え励ましカッコいい姿を見せ続けてくれた先輩。
Prideで出会い、ひたむきに技術と向き合い、どこまでも食らいついてくれた後輩。
Prideで出会い、切磋琢磨しながら楽しいことも苦しいことも共に乗り越え歩んできた同期。
すべての出来事が、今の私を形作っています。
「Prideは人間成長ができる部活」と言われてきましたが、本当にその通りでした。
今後は、今まで培ってきた様々なことを活かせるように、公安系の職員として社会に貢献していける人間になります。
4年間、本当にありがとうございました!

49期 ColorGuard 加藤夕夏

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