「何かに挑戦したい」
漠然とした想いから、勢いよく入部しました。
中学高校では陸上競技部。
音楽センスもなく楽譜もまともに読めない。
おまけに大人数が苦手で、人見知りな私は、
プライドの活動に不安しかありませんでした。
初めてのことだらけで、自分のことに必死だった初めての大会。
一歩目から失敗して猛省したことが懐かしいです。
トランペットの音が上手く鳴るまで、勝手に周りと比較して落ち込んだりしましたが、持ち前の根性でなんとか音を出せるようになりました。
「負けるもんか」とひたすらに体幹を鍛えた結果、部員の体づくりのために練習メニューを考えることになった二年目。
練習を進める中で、いろんな考え方や価値観を知り、団体競技の難しさを実感しました。
上手く進められずに皆に申し訳なく、失敗の数だけ50mダッシュをしました。自分のことだけでなく、周りのことも考える機会となった年でした。
オンライン練習で一番マーチングが出来なかった年だったけど、最もマーチングが恋しいと思った三年目。
全然リーダーらしくない私が、周りに支えられてブラスのリーダーになりました。
オンライン練習しかできない中でも入部を決意してくれた50期。
限られた環境下での練習にアイデアを出し、一緒に悩んでくれた49期。
何も言わなくても日々励ましてくれた先輩方。
周りに発信することが苦手な私に「いつもありがとう」と寄り添い、共戦した48期。
オンラインの制限された環境の中でも、自分の中でプライドの皆の存在が大きいことにようやく気付きました。
そして、改めて対面で皆とマーチングができる喜びを噛みしめ、想いを爆発させた四年目。
そんなプライド生活を、今振り返ると、常に誰かがそばにいて励ましてくれ、刺激をもらっていたなと感じます。
プライドでマーチングを始めるまでは、自分以外の人のことを喜んだり、悲しんだり、怒ったりしたことはほとんどありませんでした。
何か失敗した時には、一人で勝手に落ち込んで、反省して、復活していました。
しかし、プライドに入ってからは一人で勝手に落ち込もうとすると、何も言わなくても寄り添い、一緒に考えてくれる仲間がたくさんいました。
楽器が吹けるようになり一緒に喜んでくれたり、出来ないことにぶつかったときに一緒に落ち込んでくれたり、失敗して号泣しているところを笑顔で慰めてくれたり…
たくさんの感情を味わい、『自分以外の人』の存在があるから成長できたと思える自分になりました。
こんな自分になれたのは、一人では決して出来ない「マーチング」という団体競技に出合えたからです。
私と一緒にマーチングしてくれた皆、本当にありがとうございました。
最後に、両親へ。
突然の「マーチングします」宣言に驚かせてしまってすみませんでした。
忙しい中、いつも大会やコンサート等の本番に来てくれてありがとうございました。
プライドでの感謝の想いを胸に、今後も挑戦してまいります。
48期 Brass Trumpet 吉岡未歩
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