Pried で過ごした4年間で一番悩んだのが、ピットのセクションリーダーに任命された3年次でした。
リーダーという大役を人生で初めて任され、自分は「みんなを支える存在になろう」と決意をしてスタートしました。
しかし、実際に練習会を仕切るようになると、仕事をこなし、てきぱき指示が出せる、「できるリーダー」を演じようと必死になり、みんなを支えるどころか、真逆のことをしていました。
チームをまとめることができない自分を取り繕おうと焦り、周りが見えなくなる。加えて、コロナの蔓延で楽器を使っての練習がほとんどできず、メンバーと直接会うことができない状況はさらに自分を追い込みました。
そんな私を変えたのは、プライドに関わる周囲の人々の存在でした。
インストラクターさん、スタッフさん、先輩、後輩、同期。自分以上に私のことを信じて、受け入れて、支えてくれた人たちが自分自身やチームのみんなと向き合う勇気を与えてくれました。
リーダーとしての才覚も演奏技術もない私だけど、それでいい!
部員一人ひとりの幸せを祈ろう!
ピットとそのメンバーを誰よりも一番大好きでいよう!
それからはありのままの自分を出し、のびのびとリーダーとして活動することができるようになりました。みんなの力を借りて、練習会の雰囲気もチームとしてのまとまりも、良い方向に進んでいきました。
そして、その先にあったのはみんなの笑顔でした。ラストランスルーの演奏直前にそれを見たときの嬉しくて、幸せで、その時の誇らしい気持ちは今でも鮮明に覚えています。
「リーダーとしての喜び」はこの瞬間のことだったんだと。リーダーになる前の自分にはきっとこの笑顔の貴重さがわからなかったと思います。
セクションリーダーとして経験した一年間のたくさんの出来事は、自分との向き合い方、人との関わり方、新しい喜びを私に教えてくれました。
みんなにたくさん迷惑をかけ、苦しい、悔しい思い出も多くありますが、どれもとても大切な時間です。支えてくださったすべての方に心の底から深く感謝します。
最後に、Pride of SOKAの繁栄と、部員一人ひとりが健康で元気に活動していけることを願い、私のそつぶろぐを締めさせていただきます。
みんな大好きです。ありがとう。
48期 Front Pit 澤田緑
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